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中国は沖縄までも領有権の主張をする厚かましさ
「中国人による沖縄県への認識」
また、近年、中国は沖縄の領有権を主張する動きを見せている。また台湾もかつて沖縄返還に抗議していた(中華民国#沖縄県への認識参照)。
例えば政府系研究機関が「沖縄県は終戦によって日本の支配から脱しているが、
いまだ帰属先の策定が行われていない」と沖縄未定論を主張しはじめている。これに対して日本側で尖閣諸島問題は将来的な沖縄侵攻の布石と見ることも出来るとの指摘もある。
韓国の東亜日報によれば、2012年7月12日に中国国防大学戦略研究所長の金一南少将は中国ラジオ公社において「釣魚島(尖閣諸島)に関しては日本側に必ず、
行動で見せてやらなければならない」「沖縄の中国への帰属問題を正式に議論しなければならない」「沖縄は本来、琉球という王国だったが1879年に日本が強制的に占領」したとしたうえで、
「琉球がどの国に帰属し日本がいかに占領したのか、詳しく見なければならない」「日本は琉球から退くのが当然」と主張した。
2012年11月14日、中国、韓国、ロシアによる「東アジアにおける安全保障と協力」会議で、中国外務省付属国際問題研究所のゴ・シャンガン副所長は
「日本の領土は北海道、本州、四国、九州4島に限られており、北方領土、竹島、尖閣諸島にくわえて沖縄も放棄すべきだ」と公式に演説した。
そのためには中国、ロシア、韓国による反日統一共同戦線を組んで米国の協力を得たうえで、サンフランシスコ講和条約に代わって日本の領土を縮小する新たな講和条約を制定しなければいけない、と提案した。
モスクワ国際関係大学国際調査センターのアンドレイ・イヴァノフは、この発言が中国外務省の正式機関の幹部で中国外交政策の策定者から出たことに対し、中国指導部の意向を反映していると述べている。
中国による沖縄の領有権の主張
「中国人による沖縄県への認識」
また、近年、中国は沖縄の領有権を主張する動きを見せている。また台湾もかつて沖縄返還に抗議していた(中華民国#沖縄県への認識参照)。例えば政府系研究機関が「沖縄県は終戦によって日本の支配から脱しているが、
いまだ帰属先の策定が行われていない」と沖縄未定論を主張しはじめている。これに対して日本側で尖閣諸島問題は将来的な沖縄侵攻の布石と見ることも出来るとの指摘もある。
韓国の東亜日報によれば、2012年7月12日に中国国防大学戦略研究所長の金一南少将は中国ラジオ公社において「釣魚島(尖閣諸島)に関しては日本側に必ず、
行動で見せてやらなければならない」「沖縄の中国への帰属問題を正式に議論しなければならない」「沖縄は本来、琉球という王国だったが1879年に日本が強制的に占領」したとしたうえで、
「琉球がどの国に帰属し日本がいかに占領したのか、詳しく見なければならない」「日本は琉球から退くのが当然」と主張した。
2012年11月14日、中国、韓国、ロシアによる「東アジアにおける安全保障と協力」会議で、中国外務省付属国際問題研究所のゴ・シャンガン副所長は「日本の領土は北海道、本州、四国、九州4島に限られており、北方領土、竹島、尖閣諸島にくわえて沖縄も放棄すべきだ」と公式に演説した。
そのためには中国、ロシア、韓国による反日統一共同戦線を組んで米国の協力を得たうえで、サンフランシスコ講和条約に代わって日本の領土を縮小する新たな講和条約を制定しなければいけない、
と提案した。モスクワ国際関係大学国際調査センターのアンドレイ・イヴァノフは、この発言が中国外務省の正式機関の幹部で中国外交政策の策定者から出たことに対し、中国指導部の意向を反映していると述べている。
尖閣諸島問題:日本と中国(台湾)の主張
2012/07/10 22:42 Category: 国際ニュース::日本と世界 Tag: 尖閣諸島中国台湾領土問題先占の法理
最近、尖閣諸島を東京都が買う、あるいは国有化する、といった動きが活発化しています。
領土問題というのは、隣国同士の間には大抵あるものです。なぜなら、領土というものは人間が勝手に線をひくものだからです。
このような前提をもとに、尖閣諸島問題に対する日本と中国(台湾)双方の主な主張を解説します。(どちらが正しい、といったことは述べません。ご自身で判断してください。)
第二次世界大戦
尖閣諸島問題を解説する前に、第二次世界大戦(1939-45年)についての認識を説明します。第二次世界大戦で、日本は中国や東南アジア諸国に侵攻しました。日本側の見方としては、
中国や東南アジア諸国は列強といわれるヨーロッパの国々に支配されており、その支配から解放する戦争というものでした。
しかし、日本が負けてしまったため、今では日本が中国や東南アジア諸国から物資などを搾取するために侵攻した、という敵側(連合国:イギリス、フランス、アメリカなど)の主張が主流になっています。(双方の見方は、どちらも一面を表すものとして正しいのでしょう。)
このとき、日本は中国の一部と台湾・韓国・東南アジアなどを一時的に支配しましたが、敗戦によって全てを失いました。
日本の主張
日本が尖閣諸島を取得したとするのは、1895年です。どの国も自国の領土であると主張をしなかったため、日本が自国の領土にした、と主張しています。
また、中国(台湾)は1970年ごろから自国の領土と主張しはじめました。日本は、この時期に尖閣諸島周辺に石油や天然ガスといった膨大な天然資源が見つかったため、主張しはじめた、と考えています。
すなわち、1970年まで何も言わなかったのに、資源があるとわかったとたん、中国(台湾)が自国の領土であると主張しはじめた、ということです。
中国(台湾)の主張
中国(台湾)の主張は二点です。
中国は日本よりも前に尖閣諸島を見つけていた、だから自国の領土だ、というものです。実際に古い書物に尖閣諸島についての記述がある、と主張しています。
国際的な取り決めで、領土は先に見つけた方のもの(先占の法理)となっていますから、もしも本当であれば中国の領土である、ということになります。
<ここが一つの争点で、日本は誰も所有していないと確認したのちに1895年に自国の領土とした、としています。
追記(2012年9月15日) 一方、中国の外務省は、日清戦争(1894~95年、日本と中国の戦争)の末期に、中国の敗北に乗じて尖閣諸島を盗み取ったと主張しています。
また、日本は第二次世界大戦で中国を侵略しました。そして、敗戦後侵略した領土を返す約束をし、返しましたが、その時の領土に尖閣諸島も含まれている、という主張です。
領土問題を考えるにあたって
領土問題はとてもセンシティブな問題です。誰だって、自分の属しているグループの領土が大きくしたいと思いますし、そこから利益が得られるとなれば、なおさらです。
しかし、一つ考えてみてほしいのは、元々領土というものは曖昧な概念だ、ということです。これを見ている方の多くは、日本人である、という認識をもっているかもしれませんが、
日本人が日本人になったのはいつなのでしょうか?1万年前にあなたの場所に住んでいた人は日本人だと自分を認識していたのでしょうか?
それと同じように、領土に関してもはじめから日本の領土というものもなく、日本の領土である、とされて、認識されるようになっていったのです。
ですから、領土に関してもめるのは当然です。元々誰の土地でもなかったのですから。そして、双方が自国の領土であると主張しています。これは事実です。
ここで重要なのは、どちらが先に本当に見つけたか、持っていたか、ということではありません。両者の主張が違うのですから、やみくもに自国の領土である、と主張しても平行線になってしまいます。
ひとつの手段として、戦争をして領土を確実なものにする、というものがありますが、もしも戦争をすれば、相手を全滅させない限り、相手は恨みをもち、いつかやり返してやろう、
と考えるでしょう。(恨みは恨みしか生みません。)だから、考えるべきは、どういう風なやり方をすれば、双方が妥協できるような結果を生み出せるか、ということなのでしょう。
※尖閣諸島という日本側の名称を使いましたが、これに関して政治的な意図はありません。